作業療法士とは、オキュパーソナルセラピストの頭文字をとり「OT」と呼ばれていて、精神、身体的機能に障害を持っている人達の援助を行う人をいいます。作業療法というのは、リハビリの事ですが運動機能に関するリハビリではなく、患者にどのような訓練をすれば社会生活上自立に近づけるのか、作業を通じて指導また援助していくのが作業療法士です。
患者に対して適切な訓練の仕方が決まると計画書を作成。小児、身体、精神障害、老年期などいろんな患者がいるので一人一人の生活に合わせた訓練が行われます。作業療法士には、専門知識や技術、人々への思いやりの心が大事です。
この仕事には、生活と仕事の中に境界線がなく、患者の生活は自分の生活、またそれが仕事でもあり専門知識や技術を組み込み出来るだけ要望に添っていく必要があります。
作業療法が対象とする病気は、脳性麻痺や脊髄損傷、そして精神分裂病など。治療を行うだけでなく患者の精神的なこころのケアも必要になります。日常生活の行為が出来るように援助したり、言葉や態度では人との接し方が苦手な人には大きな影響を与えます。
作業療法士の役割は、まず患者との面談に始まり、検査測定、患者を評価しながら作業計画を立て作業の開始です。活動には個人とグループがあり、グループ作業は就職の前訓練にもなって、患者の様子を判断しながら個人からグループ活動へとすすめていくのです。
生活訓練には、食事、動作、着衣着脱、入浴などの訓練があります。
作業療法士の倫理要綱には、「どのような人にも平等に接する」「個人の秘密を守る」「医師や看護師などと協力して作業を行う」とあります。
日本においては女性が多く結婚や出産により減少。需要は高まっています。
作業療法士になるには、高校卒業後に作業療法過程がある専門学校や短大、四年制大学に進学し作業療法士の免許を取得します。
専門学校の3年過程が一番の近道です。免許を取得後、養成校で2年勉強し卒業すれば、作業療法士としての国家試験を受験出来ます。
毎年4000人ほど資格を取得。養成校は日本作業療法士協会の養成校リストで調べる事ができ、国家試験は、年に一度2月か3月頃行われ、内容は理学療法との共通問題が100問、作業療法専門分野の問題が100問で構成。合計は200点満点です。
全て5問択一問題。合格率は約90%です。受験も大切ですが、養成校での日々の積み重ねこそが大切な事です。
作業療法士は高齢化社会の日本にとって必要不可欠な存在です。
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